2010年2月28日に南米チリでマグニチュード8.8の地震が発生しました。
この地震により被害を受けたすべての方々のご冥福をお祈りするとともに一日も早い復興を願っています。
昨日串本にも津波がやってきました。
すでに報道でご存知のかたも多いと思いますが、串本町にも15時26分に第一波が到達し、午後18時10分には90センチの津波が観測されました。
多くのお客様から「大丈夫?」とのご連絡を頂きましたが、幸い被害はありませんでした。
ご心配していただけてスタッフ一同感謝しています。
津波と風波の違い
ダイバーのみなさんの中で疑問に思われた方もいるかもしれないので、今回は津波についての解説をおこないます。
波長の違い
津波と風波の大きな違いの一つに波長の長さによる違いがあります。
| 波長の長さ | |
|---|---|
| 風波 | 最大で150メートル程度 |
| 津波 | 数キロメートル以上 |
ちなみに、今回の津波では約18,000キロメートルを横断しており、スピードも時速700キロメートルを超える計算になります。
(水深が浅くなると遅くなりますので、沿岸では時速40キロ弱ぐらいではないかと言われています。)
”波”とついているので勘違いしがちなのですが、津波は”激流”と考えればわかりやすいかもしれません。
エネルギーの違い
波長の違いとスピードの違いも大きく関係しますが、風波と津波は、そのエネルギーがまるで違います。
これは、発生する原因の違いによります。
多くの波は風により発生していますので、洗面器の水の水面に息を吹きかけるのと似ています。
したがって、影響を受けているのは、あくまでも海の表面だけです。
一方で津波は、洗面器そのものをゆすったのと同じ原理で発生しますので、水面から水底までのすべての水が岸に向かってきます。
このことからも”波”というより”激流”と読んだほうが近いことがお分かりいただけると思います。
到達高度
以上の事から、津波は大きな波長の波が非常に速いスピードとケタ違いのエネルギーで、岸に向かってきます。
そのため、津波は沿岸に到達してから、陸を駆け上がることがあり、この到達高度は実際の津波の高さよりも高くなることが一般的です。
実際、数年前に甚大な被害をもたらしたスマトラ沖地震では、最大到達高度が34メートルでした。
Youtubeで津波を見る
以上を踏まえてYoutubeで津波を見ると、その怖さがよくわかると思います。
ご注意いただきたいのは、ほとんどの人が波の高さだけを見て油断していることです。
津波の日のダイビングは?
絶対に中止しましょう。
これまでにご説明した通り、津波は水面から水底までのすべての水が影響を受けていますので、報道等で発表される高さと風波の高さを単純に比較して安全と考えるのは大間違いです!




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